菜根譚語録その15 徳を備え心を澄ませよ

「身辺無事のときには、えてして心がぼんやりしがちなものである。そのようなときには、心を静かに落ち着けて、澄んで明らかな心で照らしていけばよい。また、身辺多忙のときには、えてして心がはやりがちなものである。そのようなときには、心を澄まし明らかにして、落ち着くことを中心としていけばよい。」


心を澄ませるためには、どういう心がけが大事だろうか。


大学には、
「徳を備え、内に省みてやましいところがなくなると、心はいつも広くなり、からだもゆったりとした落ち着いた態度になる。徳が身をうるおした人の姿である。」
とある。


いったい徳とは何かを考え続けるとともに、徳を備えられるよう常日頃から心がけるようにしよう。