安岡正篤語録その5 真の教養 

「およそ真の教養とは、人類の有する偉大な著作に親しむことによって得るものです。そこで昔から優れた定評のある良い書物を少しずつ読むことであります。
 人間としての教養の書、人としての哲学の書、修養の書というものを、注意して毎日たとえ三枚でも五枚でも、そういう書物を必ず読むようにする。いわゆる座右の書をもつということであります。」


安岡正篤先生の書そのものが、私にとっての座右の書になってきているね。


徒然草にも、
「自分ひとりいるとき、燈火の下に書物をひろげて、自分の知らぬ時代の人を友にすることこそ、この上なく心の慰むことだ。
 書物は、『文選』の中の興趣ある巻、『白氏文集』、老子の言葉、『荘子』。またこの国の学者の書いたものも、昔のものは趣き深いものが多い。」
とある。


昔の偉大な精神に接する面白さをじっくりと味わいたいね。
そのために読書力を高めていくように心がけよう。