中国語の面白さその1 「水」

大学では、一応中国語を勉強させてもらった。
ただし、やっと卒業させてもらったので、ほとんど身に付いてはいない。


それでも、その面白さ、楽しさは今でも覚えている。
何かを学ぶ際には、苦しみ、つらさはあるものの、面白さ、楽しさもあることを教えてくれた先生方、輿水先生、高橋先生、林先生、劉先生などには深く感謝したい。


そこで、時々、輿水優先生の名著「中国語基本語ノート」をもとに、日本語でも使うことばなどについて書きながら、当時のことを振り返ろうと思う。


初回は、「水」shui3 
*注「shui」はピンインと呼ばれる発音記号の表記。その後ろの数字「3」は四声(声調。中国語に特有な音の高低で、1高→高、2低→高、3低→低、4高→低の4種類ある)を表す。


「水」には、
水(英語のwater)、
湯または茶、
海・川・湖など水のある場所(英語のsea、river、lake)、
液・溶けたもの(英語のliquid)
などの意味がある。


英語のwaterと同じように、「水」には温度の概念が含まれていない。
冷たくても、熱くても「水」なんだね。


だから、お湯は「熱水 re4 shui3」、
冷たい水は「凉水 liang2 shui3」
という。


文法もそうなんだけど、言葉の考え方も中国語と英語は似ているんだね。


*現在、中国語では「簡体字」が主流だが、このブログで表記不可能な文字は日本語にある文字で代用する。