詰将棋の魅力その115 「待宵」第36番


11手詰の問題。
初手は、3三銀と打診する。同桂右の応手に、



3一角成と潔く捨てる。同玉の一手に、3二金、同玉として、



2二飛と飛車まで捨てて、本当に詰むのか不安になるが、同玉の応手に、



3四桂が絶妙手。これまでの攻めは、すべてこの手を成立させるための事前工作だとわかる。以下、3二玉、4二金迄でピッタリと詰む。



途中何度も攻め駒が盤上からなくなるので、とてもハラハラする、面白い作品だね。