詰将棋の魅力その52 軽快な成り捨ての連続 


「ドーンとチャレンジ!9手詰め」第2番。
初手、4一角は2一玉で不詰め。
また、3三金打ちも2一玉、1二角、1一玉で詰まない。
2三金打ちも逃れられる。
よって、初手は2三角が正解。


2一玉の応手に、



3手目、1二角成とすぐに成り捨てる。
同玉の一手(3一玉は4二金迄)に、



5手目、1三歩成と連続の成り捨て!
以下、同玉、2三金打、1四玉、2四金寄りで詰上がり。(下図)


スッキリとする手順だね。
このまま覚えておこう。

菜根譚語録その9

「世渡りをするには、先を争うとき人に一歩を譲る心がけを持つことが尊い。この自分から一歩を退くことが、とりもなおさず後に一歩を進める伏線になる。人を遇するには、厳しすぎないように、一分は寛大にする心がけを持つことがよい。この人のためにすることが、実は自分のためになる土台となる。」

論語にも、
「寛大な人は、多くの人の心をとらえることができる。」
とある。


寛大な心を保てるように心がけよう。