詰将棋の魅力その53 打歩詰回避の角不成 


将棋世界8月号の「実戦に役立つ5手7手詰」より。
5手詰の問題。

初手、思わず3二角成などとしたくなるが、それは、1六歩と香をとられた後、打歩詰となり上手くいかない。



よって、初手は2五角。1六歩の応手(1四に合駒をすると、同香、2三玉、3二飛車成迄の駒余り)に、



今度は1四歩が打てて、2三玉の逃げに、



3二飛車成できれいに詰み上がる。


打歩詰めは解くのにちょっと面倒くさいような気もするが、解けてみるとクセになりそうな面白さだね。