安岡正篤語録その7  三学戒 

「若い者の怠けて勉学せぬ者を見るほど不快なものはない。ろくな者にならぬことはいうまでもないが、まあまあよほどのろくでなしでなければそれ相応の志くらいはあるものである。
 壮年になると、もう学ばぬ、学ぼうとせぬ者がずいぶん多い。生活に逐われてだんだん志まで失ってしまうのである。
 そうすると案外老衰が早く来る。いわゆる若朽である。能く学ぶ人は老来ますます妙である。ただし学は心性の学を肝腎とする。雑学では駄目である。
 細井平洲も敬重した川越在の郷長老、奥貫友山の歌に、『道を聞く夕に死すも可なりとの言葉にすがる老の日暮し』と。」


生涯学び続ける姿勢を持ち続けようね。