詰将棋の魅力その99 「待宵」第22番


13手詰の問題。

初手は、4三金。2二玉の逃げに、4二龍と迫る。1三玉とさらに逃げられると、もうつかまらないのではと不安になるが…



2二龍が玉の逃げ足を止め、引き戻す一手。同玉の応手(1四玉なら1六香、1五歩、2三龍迄)に、2四香と打って、3一玉と逃げて(2三歩、同角成、3一玉、3二金迄)、



3二歩と上手くつないで、4一玉となったところで、8五角と角の出番。△5一玉の応手に、5二金迄。



強力な飛車の性能を改めて理解できる作品だね。