足で考え、頭で書け

だいぶ昔に買って感銘を受け、時々読み返している本に、文章をかくことについての実践的なアドバイスが載っている。


文章を速く書く秘訣は、足で考え、頭で書くこと。


よく勉強し、関係者と議論し、考え方を整理して正しい結論を出しさえすれば、あとは一気に書ける。


歩いているときに考えは進む。朝、通勤の際の徒歩の時間、昼休みに外を歩きながら「ああでもない、こうでもない」と考える…


どういう構成にするのか、どういう表現が効果的かについても考え、参加者の顔ぶれや、上司のそのテーマについての関心の持ち方などを思い描く。


どういう言い方でまず紹介するのか、
全体の議論をどういうふうにもっていくのかという会議のシナリオまで考え、それを前提にした文書をつくれ。文書を頭の中で作ってしまえ。


ここまでいけば、鉛筆で書くのに要する時間があれば、一気呵成に文章は完成する。


公私ともに、ずっと覚えておきたい大切なテクニック。
散歩を上手く使って、足で考えたいね。