詰将棋の魅力その118 「待宵」第39番


23手詰の問題。
初手から、6二銀、8一玉、8二歩、同玉と進んで、



7三銀不成と不成でいく。そのわけはだいぶ後になってわかる。9三玉の応手に、



9二桂成と捨て、同玉の一手に、8二金と打つ。9三玉と逃げるが、



8三金と銀を取りながら迫る。同玉と取って、



8四銀成と角の利き筋に銀を成って収束に向かう。5手目で銀を成っていては、この手が成立しないのがミソ。9二玉の逃げに、8三銀と打ち、8一玉には8二歩とたたく。7一玉とさらに逃げるが、



7二銀成として同玉の応手に、7三成銀、6一玉、6二成銀迄。


銀の不成と金の後ずさりが印象的な作品だね。