マイルスに訊けその2 トランペットが下手だった

「若いころ、オレはトランペットがヘタだった。オヤジのあとを継いで歯科医になろうかと思ったほど、お粗末だった。毎晩、チクショーと思いながら吹いていた。ああ、毎晩だ。」


マイルスは、ディジー・ガレスピーのように華麗にはトランペットを吹けなかった。このため、かえって自分のスタイル、繊細なプレーを早期に確立することができたという。


マイルスほど功なり名を遂げた人が、若い頃、チクショーと思いながらプレーしていたとは驚きだが、なんだか親近感が湧いてくるね。


そして、自分自身の長所はともかく短所を知ることはとてもつらいけれど、そのつらい作業から自分の持ち味を上手く活かす方法を考えることが大事だとわかるね。


40代も後半に近づいてきて、前よりは自分のことを冷静に見られるようになってきたけど、もう少し、客観的に見られるようになりたいね。


また、この言葉も、努力の天才であるからこそ出てきたものだと思う。
だいぶレベルは違うけれども、自分なりにちょっとずつでいいから、レモンからレモネードを作れるように努力を続けていきたいね。