詰将棋の魅力その121 「待宵」第40番


19手詰の問題。



初手は、斜め上への逃げ道をふさぐ3三馬。
同桂の一手に、6一飛と打ち、4二玉と逃げて、



3四桂と守備駒の桂馬越しに桂打ち。これもよくある筋。
3二玉のかわしに、2一銀と打って、玉を危険地帯に誘う。
同玉と取るよりなく、


2二金として、守備銀を飛車の利きからずらす。同銀に、



4一飛成と素早い追い足で迫り、収束に向かう。
以下、3一銀打(ここで1二玉では、2二桂成、同玉、2一金、1二玉、3二龍迄の駒余り)、3二金、1二玉、2二桂成、同銀、2一龍迄(銀余り)。



ちょっと泥臭い感じの作品かな。