詰将棋の魅力その124 銀の軽打


「ドーンとチャレンジ9手詰」より。
初手、1一角成では、同玉、2二歩成(4一飛成は、1二玉、3二龍、1三玉、1四銀、同玉、3四龍、1五玉以下詰まない)、同玉、2三銀、1三玉で詰まない。

よって、初手は、4一飛成と金を取って迫る。同金の一手に、



3二銀が気の利いた軽打。ここで銀を打たずに1一角成では、3一玉、2一馬、4二玉で詰まない。
以下、同玉、3三金、2一玉となって、1一角成と大駒を捨て、同玉の一手に2二歩成迄。



いきなり飛車を成って金を取る手が詰将棋らしくなく、意表をつく作品だね。