菜根譚語録その14 よく書物を読む者は

「よく書物を読む者は、喜びのあまり小躍りするようになるまで読んで、そうしてはじめて文字の末に落ちずに、真意をつかむことができる。また、よく事物を見る者は、心がそれに融合し一体となるようになるまで観察して、そうしてはじめて事物の形に捕らわれずに、真相を語ることだできる。」


小学には、
「天性、その才がすぐれていることは、必ずしもえらいものだと恐れる要はない。ただ、本を読んで深く尋ねる研究心の強い人こそ後生畏るべきものである。」とある。


中国の古典など一生かけて学び続ける価値のある本を、喜びのあまり小躍りできるようになるまで読む、研究心の強い人になれるよう努力しよう。


夕べ『荀子』を読んでいたら、とても面白くてためになる言葉がいっぱいだった。深く掘り下げてみたいね。