詰将棋の魅力その109 「待宵」第32番


15手詰の問題。
初手は、3一角と下から迫る。1二玉の逃げに、2二金と重く打つ。
1三玉とかわしたところで、



2一金と桂馬を取るのがポイント。最後にこの桂馬で詰めることになる。
2四玉と逃げる一手に、2五歩とたたき、同玉の応手に1七桂と跳ねる。ここを桂打ちでは詰まないので、注意が必要。ここで1六玉では2八桂迄の早詰となるので、2四玉と下がるが、



1五馬が詰将棋らしい大駒を捨てる決め手。以下、同歩、2五歩、1四玉となって、最後に2六桂打ちで詰む。



ちょっと長いけれど流れるような美しい手順なので、この作品もこのまま覚えてしまおう。