安岡正篤語録その9 感激の対象

「絶えず熱中する問題を持つこと、即ち感激の対象を持つことだ。子供が大病の時、父母は飲食がのどを通らないということは、誰しもが経験することだ。これはもとより好ましい場合のことではないが、この平凡な事実を良い方面に心がければいいのだ。人生は退屈することが一番いけない。絶えず問題を持つ者が、精神的に勝利を占める。」

「世の中がこうなると、真面目な者は往々すね者になる。すねると皮肉が出る。彼等に欠けているものは気魄だ。ところがこの頃はすね者さえもいない。」


絶えず熱中する問題、感激の対象をもち、いつでも、どこでも、誰とでも、何をやっても人生を楽しんでいるように心がけていきたいね。


そのためには、まず、自分が今関心をもっていることをもっともっと深く掘り下げていくことが必要だと思う。


論語にも、
「知っているというのは好むのには及ばない。好むというのは楽しむのには及ばない。」とあるね。