8/23JリーグFC東京戦 オズワルド・オリヴェイラ監督のコメント

後半の交代で、ダニーロに代えた中田ではなく、青木がサイドに行った意図と、ポジションを変えた選手の評価は?


「明らかにF東京の狙いはサイドの崩し。特に右(アントラーズの左)に傾いていて、怪我上がりのダニーロが週3回目の試合で90分は難しいと予想していた。
また、相手がサイドアタッカーを入れてきたので、運動量が落ちているためついていけないだろうと予想した。中田を真ん中に入れ、青木をサイドに出すことで、運動量も多くパワーもある青木が新井場とユニットを組んでサイドを抑えるという狙いでやった。
失点につながる崩された状況もあったが、全員が規律を持って今日立てたゲームプランに取り組んだことが非常にすばらしい。失点はしたが、その時点で3−1で、そこからの盛り返しは難しいと考えていたし、総合的に考えれば満足できる試合になった。」


この試合に向け金曜からミニ合宿をやった狙いと、いい結果が出た感想は?


「前節の神戸戦では、湿度が高い影響から、後半の終盤に運動量が落ちた。選手にはちゃんとした食事、睡眠、休養が必要で、寮ならメディカルに接する時間、仲間同士の時間も増える。
対戦相手は本当に手強く攻撃的なチームで、厳しい試合になることは予想できていた。合宿の効果にはとても満足しているし、選手たちもどういう意味でやったのかを感じ取ってくれたと思う。今日も高温多湿で両者とも負担や消耗があるなか、相手の能力、質を抑えながら我々の試合ができた。」


テレビ観戦したが、久しぶりに大量得点し、スカッとした勝ちっぷり。
今日の勝利を勝ち取るため、細心の注意を払っていることがよくわかるね。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」だね。

詰将棋の魅力その79 連続の犠牲打


「ドーンとチャレンジ!9手詰」より。
初手、2一龍は1四玉で詰まない。よって、上方への逃げを防ぐ1三龍。
3二玉の一手に、



2三角と、斜めの逃げを制するため、角の働きを活用する。
なお、このときに2二龍では、同玉、3一角、2三玉で詰まない。
同銀の一手に、



2二龍と、大駒を連続して捨て、横に逃げようとする玉を背後から追いかけ、その動きを奪う。
以下、同玉の応手に、3一銀、3二玉、4二と迄。



角、龍を連続して捨てる気持ちいい手順だね。

菜根譚語録その16 心を静かに楽しく保つ

「静かなところでしか保てないような心の静けさは、ほんとうの静けさではない。目まぐるしいところでも心を静かに保つことができるようになってこそ、本性の真の境地である。また、安楽な環境の中でしか感じられない心の楽しみは、ほんとうの楽しみではない。苦しい環境の中でも心を楽しく保つことができるようになってこそ、心の真の働きを見ることができる。」


まさに、
「忙中閑有」
(忙しい人のほうがたくさん本を読むし、人生を楽しんでいる)、
「苦中楽有」
(苦しみの中に初めて本当の楽しみがある)
だね。


そのためには、
「壷中天有」
(自分の現実生活の中に、哲学や趣味など、別天地を持っている)、
「腹中書有」
(わが腹中に哲学、信念がある、万巻の書がある)
が不可欠になるね。

安岡正篤語録その7  三学戒 

「若い者の怠けて勉学せぬ者を見るほど不快なものはない。ろくな者にならぬことはいうまでもないが、まあまあよほどのろくでなしでなければそれ相応の志くらいはあるものである。
 壮年になると、もう学ばぬ、学ぼうとせぬ者がずいぶん多い。生活に逐われてだんだん志まで失ってしまうのである。
 そうすると案外老衰が早く来る。いわゆる若朽である。能く学ぶ人は老来ますます妙である。ただし学は心性の学を肝腎とする。雑学では駄目である。
 細井平洲も敬重した川越在の郷長老、奥貫友山の歌に、『道を聞く夕に死すも可なりとの言葉にすがる老の日暮し』と。」


生涯学び続ける姿勢を持ち続けようね。